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NSW州ステイトカップに参加したことは選手たちにとってかけがえのない経験になったと思います。
しかしながら、5戦全敗(フレンドリーマッチも含めると6戦全敗)という結果を真摯に捉えなければなりません。 今回のツアーについてはやはりチームとしてあらゆる側面での準備不足がその原因にあげられます。 ※ツアープランニング プランニングについて基本路線は大会プログラムのタイムテーブルを中心に練習、移動、宿泊が行われました。しかしながら計画の時点で変更を余儀なくされた部分が多く、特に移動方法において見直しされた点が多かった。 ※プレーヤーセレクション 今回のツアーチームはセレクションされた結果、ビルドアップされたチームではなく選手の自主的な参加(自費による)によるボランティアチームであったこと。 参加選手たちの勇気ある判断は評価に値するが、そこに依存しすぎてプレーヤーのクォリティの評価が二の次になってしまった。 エントリーの際はJapanとエントリーしてあるのに協会サイトには関東代表と記載してあるのはそのボランティアにより構成されたチームを日本代表と認めたくない協会の評価であろうか?その真意はわからない。 ※メンタル ツアー全体をエンジョイできた参加選手たちのメンタルタフネスは評価できる。 しかしながら経験のない海外の環境という中でゲームの流れ、一日の流れを変えることができなかった。 特にラウンド2以降はゲーム開始直後のファーストドライブ、セカンドドライブで得点を許すなどゲームへの入り方やゲーム終了後のリカバリーにも問題は見られる。 ※フィジカル シーズンを通してフィットネストレーニングに特化したトレーニングセッションは一度もない。練習参加人数の維持を優先することに意図があったからである。 しかしながらこのフィットネストレーニングを継続しなかったことが大会においてゲームのモメンタムを捉えることが出来ないまま終わってしまった最も大きな要因といえる。 ゲーム途中に足が止まる。 特に2日目第4ラウンドのカンタベリー・ブルドッグス戦においては相手の4メンドライブでディフェンスが突破される。ゲーム終了後に下半身、特に脚部に痛みや張りを訴える選手や欠場してしまった選手がいるなど、明らかにフィットネス不足を露呈してしまった。ドライブ途中で意図的な反則で相手をストップするシーンもあった。 具体的には中距離走のような有酸素運動による筋持久力が不足している。 スプリントのスタートにおける最初のスタートに比べて最後のスタートが明らかに劣る選手が大半であった。 機を見て、あるいは地域におけるのペースアップ、ペースダウンなどのペース配分も理解できていなかった選手もいた。 当然、ディフェンスで消耗するとオフェンスではすでにギャップに走りこむスピードはもうない選手がほとんどであった。 ゲーム間の選手の喫煙もその原因のひとつに挙げられるだろう。 ※スキル ベースとなるフィットネスがなければ、その上に積み上げられるスキルにおいてもパフォーマンスの低下は否めない。 今大会の特徴としてファイナルシリーズに進出したチームはどのチームもパススキルが昨シーズンに比べて向上していた。ゴール前においてもダイバーがギャップスルーをチャレンジするよりもリンクやボールキャリアと逆側のミドルがギャップにチャレンジして、キャリアの早くて正確なパスを通す。M-Lエリアにタイトマークがあるなら、ウィンガーへの高度のない速いロングボールを通すといったスコアが数多く演出された。 その原因はランプレーに対するディフェンスシステムやクイックネスがさらにレベルアップされ、ダイバー、スクーパーやランプレーではもはやスコアラインを割ることは難易度が上がっているように見えた。 ディフェンスシステムもシューターのバリエーションがさらに増えて新しいパターンがいくつか見られたが、相対的なディフェンスシステムは各チームともに向上している。 ※タクティクス 結果的に常にリードを許し、相手を追いかける流れからスタートしている。 この時に考えなければいけなかったのは、「後何分で何点とらなければいけないか」という時系列でのドライブである。 しかしながら、結果的にギャップスルーしたのはタクティクスによるドライブではなく、経験のある選手たちの個人的判断に依存する結果になってしまった。 事前にシンプルなゲームプランを持ってゲームに臨んだが、やはりファーストドライブから得点を許し、ペースをつかめなければ打つ手がない。 しかしながら選手たちはどのゲームも最後まであきらめることなくプレーを継続してくれた。 ※レフリング 今回、レフリングに救われた部分、自滅した部分がはっきり現れた。 まずレフリングに救われた部分は今回、日本戦を吹いたレフリーがオフサイドのほとんどをプレーオンとして流してくれたことにある。 事前のコウションもかなりしてくれた。 特に自陣の深い位置でのドライブの際にボールキャリアを追い越してボックスに入る部分、オンサイドエリアに戻りきれないでプレーに参加したプレーヤーにはかなりのコウションやセンディングオフを受けた。 試合中、試合後の注意も受けた。レフリーはそれらのコウションをしっかりウィンガーを通じて伝えたが、そのコウションをウィンガーからリンク、ミドルのプレーヤーに伝えきれず反則を犯してしまったシーンが多かった。 レフリーにゲームマネジメントの意識がなければ、たちまちのうちにペナルティを連発、退場者続出となっていたと予測するに難くない状況が展開されていた。 最後まで走りぬいた選手たちは30度ちかくになった過酷な炎天下の中で自分たちの持てる力を全て発揮してくれた。しかしながらこの結果だったということはあまりにも足りないことが多すぎたということを目の前に見せてくれたと言える。 各選手には帰国した日がスタートと捉え、どう過ごすか。各選手の意識付けに期待するしかない。
by vivezacriolla
| 2009-12-10 00:11
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