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今年最後の連休は雨に見舞われています。
この季節、運動会やスポーツ大会などアウトドアでのイベントがたくさん行われる時期だ。 しかしながら近年の温暖化などの気象の影響で秋の長雨で豪雨が顕著に見られるようになった。 以前は秋の長雨といえば細かい雨がしとしと降るイメージだった。 こういう雨が続くと当然、イベントが中止されるケースも多く見られる。タッチの大会やトレーニングでもそうだ。 しかし、筆者にとって雨でゲームが中止になる原因ってなんだろうと考えてみた。 ラグビートップエイト(AUS、NZ、SA、GB、FR)では雨は中止の要素になることはない。 もちろん、中止になるケースもあるが、それは豪雨で交通経路が遮断されたり、浸水してグラウンドが使用不可になったり、大雪でグラウンドの芝が凍結したりと設備や環境が要因とするケースだ。 日本の場合は、健康、メンタルの低下など人的要素を原因とする場合が多い。 それはそれでイベント主催者とプレーヤーが合意に至ればいいことである。 では、そういう決定を続けていると問題になることは何か。 文化の違う場所でゲームをする場合はどうか。例えばインターナショナルマッチの場合。 タッチの場合の例を挙げてみよう、 2011年6月にはスコットランドでタッチワールドカップが開催される。 スコットランドの環境を見てみよう。 スコットランドは天候の変化が顕著に見られる地域だ。 グレートブリテン島の中のハイランドと呼ばれる北部地域がそれにあたる。 スコットランドの年間降雨量は実は日本のそれと大差がない。 日本は6月や9月などある特定の時期に集中して雨が降ったり台風が発生することによって集中的に雨が降る。 これに対して、スコットランドはsunshine and shawerと呼ばれる降ったり止んだりの状態が年間を通じて見られるからだ。 BBCの天気予報を見るとスコットランドにはほとんどの日に雲がかかっている。 毎日かかっているから天気表示の雲のマークにもいろいろある。白い雲と黒い雲。 白い雲は雨が降らない雲、黒い雲は雨が降る雲。雨のマークにも強さによっていくつかマークがある。 このように晴れたと思ったらまた雲が出てきて雨が降っての繰り返しなのである。 文字通り、「一日の中に四季がある」のだ。 そんな気象条件の中でプレーは行われる。 晴れた日でも夜間の結露によって朝起きるとターフが降雨の後のような状況になっていることもある。 雨の中でプレーをする文化の中で大会が開催される地域なので当然そこに行ってプレーするなら雨の中でプレーをする準備が必要になる。 ハンドリング対策はもちろんのこと、グラウンドサーフェスの状態の見極め、シューズの選択、雨対策のウェアの選択、ゲーム前の準備、ゲーム後のケアなどその地域にあった準備を進めていく必要がある。 コモンウェルスではそういう状況の地域が多いので当然準備はされているだろう。 日本はどうかというとそうでもないようだ。 指導者の決定によるものが原因としているだろう。 指導者の準備についてはその人なりに考えはあるのであろうが、客観的に見ると、中長期のヴィジョンを見て、短期的なイベントの決定をしているかどうかが見えてこない。 晴れの日には晴れの日にやることを、雨の日には雨の日にやることがきちんと準備されるべきだろう。 前述のとおりスコットランドは雨と晴れの天候の変化が顕著であるゆえに虹も良く見られる。 スコットランドの空を見上げて虹を見る余裕をもてるくらい、天候の変化を楽しむ、「雨の降る場所」に来たんだとという意識があればいいのだが。 雨の中でプレーさせることに不安要素を感じているイベント主催者の勝手な判断で中止をさせることはプレーヤーの環境適応能力の低下や対策についてのアイデアや知識を欠乏させ、結果、人間としての適応能力の低下すらも生み出す原因になるだろう。 豪雨、泥の中でプレーすることをいとわないプレーヤーを作り出すことと、それに対するケアをしっかり準備することを考えよう。 何の対策も準備もなく、かの地でゲームをしにいけば、おそらく自分の能力を出し切ることなく大会は終了してしまうだろう。
by vivezacriolla
| 2010-10-10 11:24
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